NPO法人はぁとぴあ21は富山県で
不登校ひきこもり支援をしています。

Q & A

トラウマに関する質問
Q
①子どもにとってトラウマになる悲しいことや辛いことは良くないことなのでしょうか。
②今後トラウマになることは避けた方がいいのでしょうか。
A

どんな人生の中にも楽しいことや嬉しいことはもちろん、悲しいことや辛いこともたくさんあります。

まず、②のご質問から先に述べさせていただきますが、今後トラウマになりそうな出来事(人為的なこと)について避けられることであればなるべく避けたいと思われるのは親心ですね。

しかし人生には予期せぬ突然の出来事(事故・病気・天災)に遭遇し、 家族や友人、愛する人との死別、暴力による被害(言葉の暴力も含めて)を受けたり、大事なものを失ったり、生命の危険にさらされたりすることも起きてしまう場合があります。
それは大変な衝撃であり、心に大きな傷を受けてしまいます。
その傷が消えないまま、時間を経てもなお、今現在の生活に影響し体の不調や心の痛みとなっていることを「トラウマ」といいます。

人は衝撃的な出来事に遭遇し、心に大きな傷を受けてしまうと、あまりのショックに言葉が出なくなったり、人前に出られなくなったり、日常のことができにくくなったりすることがあります。
不登校や引きこもりになる原因は一人一人違いますが、何らかの理由により心が傷つき壊れそうになることによって起きてくるとも言えます。

今やどんな人にも起こり得ることであり、人生の中では誰しもそのような時期(人に会いたくない時)があるという認識が必要かと思います。
その時をどのように考え、どのように心の整理をするか、またはしてあげられるかが大変重要になってきます。

①のご質問につきましては、トラウマの原因となる負の体験は当座は辛いものですが、時間が経ち後から振り返って「それがあったから強くなれた」と思えるようになれば「貴重な体験」に変わっていくと考えます。
しかしトラウマの克服は、本人が自然にそう思えるようになるまでには個人差があり、時間が必要です。
トラウマの捉え方は様々ですが、はぁとぴあ21では、トラウマに対する考え方や視点を変えていく提案をし、無理せず一歩ずつ段階を超えていけるようにメンタルトレーニングをお手伝いしています。

今はトラウマによって息子さんの心が苦しくなっているのですから、具体的な内容(原因)については話したい気持ちになるまで待ちましょう。思い出すことで辛い気持ちが甦り、また苦しくなってしまうものです。

息子さんの場合は不登校の原因をきちんとお母さんに「トラウマになっている」と伝えていますね。精一杯伝えてくれていると思います。
また学校の先生に状況をお伝えし情報共有されることが大切です。
苦しく辛い時に先生,友人やご家族に寄り添ってもらうことによって立ち直る勇気が湧いてきます。

言葉にしたくても、言葉にできない時の苦しさを感じてもらうことが出来れば、お母さんの思いやりや優しさによって、息子さんの心が育まれていきます。
辛い時を一緒に過ごし受け止めてもらった経験は、その後の人生を強く生きていく支えになっていきます。
息子さんにとって大切な今の時期を、責めずに温かく見守り、出来たことを褒めてあげるようにされれば回復が早いと思います。
今後の経過を一緒に見ていきましょう。
(回答者 NPO法人はぁとぴあ21 高和洋子理事長)

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